弁護⼠に必要不可⽋なインフラ。これからの若⼿弁護⼠は「LEGAL LIBRARY」のようなツールを積極的に使いこなせないと競争⼒を持てないと思います - 北浜法律事務所 | LEGAL LIBRARY
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弁護⼠に必要不可⽋なインフラ。これからの若⼿弁護⼠は「LEGAL LIBRARY」のようなツールを積極的に使いこなせないと競争⼒を持てないと思います

北浜法律事務所
事業内容 コーポレート‧会社法、M&A、ファイナンス、事業再⽣‧倒産、知的財産権、IT‧テクノロジー‧情報通信、国際関係法務、労働法務、リスクマネジメント‧コンプライアンスなど
弁護⼠等専⾨家の数 115名(2024年1⽉現在)
設立 1973年4⽉
今回は、2023年に事務所設⽴から50年を迎えた北浜法律事務所様にインタビューさせていただきました。 創業者の「幅広く固い団結とやわらかく結ぶ⼼」という精神を⼤切にしながら、次の50年ではさらに多様な⼈材が参画し、 クライアントの皆様のニーズに幅広く応えられる事務所に発展させていきたいという想いを持っている同事務所で勤務する、 ⽇野先⽣と⽵⽥先⽣に「LEGAL LIBRARY」を導⼊した経緯とその活⽤⽅法についてお話をお伺いしました。
POINT
1
どこにいても、PCやiPadさえあれば、信頼性の⾼い書籍を使ったリサーチができる
2
「弁護⼠全体のリサーチ⼒を底上げしたい」という理念に共感し導⼊
3
過去にリサーチした箇所やページに付箋をつけてすぐに確認できる
普段の業務内容について教えていただけますか。
⽇野 真太郎先生
(弁護⼠ パートナー 2012年⼊所)
国際法務、訴訟‧仲裁などの紛争解決、スタートアップ⽀援などのベンチャー法務を扱っています。 中国の帰国⼦⼥で中国語対応ができることから、中華圏の国際法務を扱うことが多いです。
⽵⽥ いさか先⽣
(弁護⼠ アソシエイト 2020年⼊所)
紛争解決や⼀般企業法務を取り扱っています。 また、当事務所⼊所前に検察官として勤務していたことから、不正調査を取り扱うほか、社外役員を2社ほど務めています。
これまでリーガルリサーチはどのように⾏っていましたか。
⽇野先⽣
リサーチする内容によりますが、リサーチの切り⼝となる問題意識を掴めているときや、勘所がある分野では、書籍→判例検索サービスという順番で⾏っています。 書籍を最初に使う最⼤の理由は「信頼性」です。 定評のあるコンメンタールなどは万⼈に信頼されていますし、⾃分が経験したことのあるジャンルは問題‧論点が⾒えやすいので、まず書籍からリサーチし、直近の裁判例をチェックします。 リサーチの切り⼝となる問題意識を掴めないときは、Web検索することもあります。
ちなみに、⾃分で書籍を購⼊するときにも⽬次を⾒て「これはリサーチに使えるな」という視点から購⼊しています。 今でも2週間に⼀度くらいのペースで本屋に法律書籍を⾒に⾏きます。 その結果、積読状態の書籍が⼀定数⽣じますが、それも資産だと⾃分に⾔い聞かせています。
⽵⽥先⽣
私も回答の根拠としてお客様に安⼼して提⽰できるという理由から、書籍を起点にリサーチを⾏います。 ⼊所直後の問題意識がよく分からなかったときにはまずWebから調べることも多かったですが、経験を積むにつれて、正確な情報でしかも論理的に書いてある書籍を使う⽐率があがってきました。

在宅勤務中のリサーチでは、事務所の書籍にアクセスしにくい不便さが課題だった

これまで、リーガルリサーチに対して感じていた課題はありますか。
⽇野先⽣
当事務所には何万冊という書籍があります。 東京事務所では、事務所の書籍は、出版社等から定期的に来る新刊リストをパートナーがチェックし、定番の書籍に加えて、少なくともパートナーの持つ専⾨性+αくらいの書籍がカバーできるよう、必要な書籍を購⼊しています。 また、アソシエイトも、書籍購⼊を事務所に申し込むことができます。 そのため事務所にいるときは多くの書籍を確認できるのですが、在宅勤務などでは書籍が⼿元になく不便を感じていました。 また、事務所にいる場合であっても、勘所がない分野のリサーチの場合どこから⼿をつけるかで悩み、時間がかかることが多かったです。
⽵⽥先⽣
リサーチしたい情報が載っているかもしれない書籍を知っていても、必要な書籍へのアクセスに時間がかかれば、その分、クライアントへのご回答も遅くなってしまうことに課題を感じていました。 特に、私が⼊所した2020年は、緊急事態宣⾔が出されるなどして在宅勤務が多かったため、事務所にある書籍であっても、すぐに内容を確認することができず、不便さを感じることが多かったです。

「LEGAL LIBRARY」リリース直後に話を聞き、サービス内容だけでなく理念にも共感し、導⼊を検討

「LEGAL LIBRARY」を導⼊するきっかけについて、具体的なエピソードがありましたら教えてください。
⽇野先⽣
代表の⼆⽊先⽣とご縁があってサービスをご紹介いただきました。 リリース直後に紹介いただき、その当時私はアソシエイトでしたが、担当パートナーに提案したところ、担当パートナーと⼀緒に⼆⽊先⽣に話を聞くことになりました。 私⾃⾝は、サービス内容が素晴らしいだけでなく⼆⽊先⽣の「弁護⼠全体のリサーチ⼒を底上げしたい」という理念にも共感しました。 所内でも「⽣産性が上がるサービスであれば使っていくべきではないか」とポジティブな意⾒が多かったようです。
導⼊にあたり、掲載されている書籍が古いのではないかという点が気になりました。 また、サービスリリース後すぐに導⼊検討したので、システムの誤作動等がないかという点も⼼配でした。 しかし、書籍は、書店で購⼊するよりは更新頻度は当然遅いものの、どんどん追加されていますし、システムについては特に問題を感じたことはありません。

過去に確認したページに付箋を付けて記録できる機能や、PCが無くてもアクセスできる便利さが、業務の効率化を実現する

実際導⼊してみて、どんな変化がありましたか。
⽇野先⽣
今となっては当たり前ですが、当初は、リサーチに書籍を使いたいときに、事務所で書籍を探し回らなくてもあっという間に書籍にたどり着けるのが画期的だと驚きました。
特に、コロナ禍で在宅勤務が増えてから威⼒を発揮しました。初期的なリサーチであれば事務所に⾏かなくても済みますし、事務所の図書館と違いキーワード検索ができ、過去リサーチした箇所やページを付箋で記録できる機能は、紙の書籍にはないので重宝しています。 ⾃分の感覚として、過去に調べ閲覧したものは信頼ができます。 よく使う書籍をワンクリックで登録し、何かあればすぐに⾒られるようにしたり、いつか使うかもと思った箇所にマークして検索できる点も便利です。 市場では⼊⼿しにくくなっている過去の法律書が「LEGAL LIBRARY」に掲載されていることもあり、後輩に勧めることもできます。
⽵⽥先⽣
初めて「LEGAL LIBRARY」を知った際には、Webで書籍をリサーチできることに衝撃を受けました。 在宅勤務のリサーチに役⽴つことはもちろんですが、事務所で仕事をしている時でも、キーワード検索で書籍を探すことができるため、 ある程度リサーチをした後に、⾒落としている情報がないかどうかを確認する⽬的で、「LEGAL LIBRARY」のキーワード検索を使い、 複数の書籍に書かれた情報を横断的に確認することもあります。
また、iPadで⼿軽に書籍の内容を確認できる点にも助けられています。 例えば、事務所外でのクライアントとの会議や役員会に出席している際などに、弁護⼠としての初期的な意⾒を求められることがありますが、 その際、必要があれば、その場で「LEGAL LIBRARY」で確認して、すぐに根拠となる書籍を参照できますので安⼼です。 加えて、移動時間や家事の合間といった隙間時間にリサーチしたい問題点を思いつくことがありますが、その際、iPadやスマートフォンですぐに「LEGAL LIBRARY」にアクセスできるおかげで、 すぐにPCを開けない時間帯でも軽いリサーチであれば進めることができるようになり、⼤変助けられています。
さらに、これまで、本屋ではなくWebで書籍を探すことの弊害として、⾃分の知らない書籍と出合い、⼿に取る機会が少ない点を感じていましたが、 「LEGAL LIBRARY」のトップ画⾯には、最近読めるようになった書籍や、過去に⾃分が検索した書籍と関連する書籍の表紙が並んでいて、 本屋で書籍を探している時と同じように、全く知らなかった書籍との出会いが多くあることを実感しています。
⽇野先⽣
そうですね。こんな本があるんだ、という出会いから、実際によい書籍と出会えるので、そのまま購⼊することもあります。
「LEGAL LIBRARY」の閲覧ページから各出版社の「販売サイト」へ移動でき、書籍の購⼊が可能
どのような⽅に「LEGAL LIBRARY」をお勧めしたいですか。
⽇野先⽣
私は司法修習⽣時代に、地⽅都市の法律事務所で修習していましたが、例えば個⼈や⼩規模の事務所では書籍を思うように揃えられないこともあると思います。 そのような事務所であっても「LEGAL LIBRARY」を導⼊することで、リサーチ⼒において、⼀定以上の規模がある法律事務所に差をつけられないようにできるのではないかと考えます。
また、これからの若⼿弁護⼠は「LEGAL LIBRARY」のようなツールを積極的に使いこなし、⽣産性や効率性を上げていかないと、競争⼒を持てないと思っています。
「LEGAL LIBRARY」は貴所にとってどんな存在でしょうか。
⽇野先⽣
弁護⼠にとって、必要不可⽋なインフラだと思います。
(取材日:2023年10⽉)
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